腸内環境を整える食べ物

腸内環境の悪化は目に見えないところでどんどん進行し、腸だけではなく全身に様々な悪影響を及ぼします。
健康な腸内は善玉菌が優位に働いており、複数のビタミンを作ったり、身体の免疫システムを刺激して免疫力を高めます。

しかし、悪玉菌が優位となっている悪環境では腸の中で腐敗物を作り、有害物質を発生させます。
便やおならが臭いという方は悪玉菌が優位に立っており、腸内環境は悪いといえます。
悪玉菌によって腸の活動が鈍るので便秘になり、溜まった便から老廃物は体内に再吸収されて肌荒れなどのトラブルを引き起こします。
また、免疫システムにも悪影響が出るので体調を崩しやすくなり、代謝の減退や老化の促進、大腸癌やポリープといった大きな病気に繋がっていくのです。

では、善玉菌を優位にするために腸内環境を整えるには、どのような食べ物が良いのでしょうか。
それには昔ながらの和食が最も適しています。
穀類はできれば白米ではなく玄米や麦などが食物繊維やビタミンが多く含まれるので望ましいですが、苦手であれば白米の精米の度合いを少し下げると良いでしょう。
または、雑穀米にするなどしてできるだけありのままを食べるようにしたいものです。

野菜はビタミンやミネラルが多く含まれているので、できるだけ多く摂りたいものです。
緑黄色野菜や根菜類に含まれるオリゴ糖は、善玉菌の餌となるので腸内環境の改善には必須です。
煮物やサラダなどで積極的に摂りたいですが、コンビニやスーパーで売られているカット野菜は水に長く晒されて栄養素が逃げてしまっていることが多いので避けましょう。

果物も野菜と同じくビタミンやミネラルが豊富で、食物繊維も多く含まれています。
中でも朝に食べる果物はもっとも栄養の吸収率がよく、朝食の一品として毎日摂りたいものです。
豊富な食物繊維は体内の有害物質を便と一緒に排出する働きもあります。

たんぱく質は動物性の肉ではなく、できれば魚が中心のほうが腸に負担が少なく理想的です。
魚に含まれるDHAには癌を防ぐ作用もあり、カルシウムも豊富に含まれています。
また、納豆や豆腐などの植物性のたんぱく質は、栄養価や消化吸収という面でも優れているので日常的に摂りたいものです。
納豆や味噌などの発酵食品は腸内の善玉菌を増やす効果があります。

海藻類にはミネラルやβカロチンが多く含まれており、βカロチンについては強力な抗癌効果があるとされています。

以上の食品で和食の献立を考えて見ましょう。
一汁三菜として組むなら、主菜は焼き魚、副菜にほうれん草の白和え、納豆おろし、わかめと豆腐の味噌汁、ご飯は玄米で、デザートに果物を少々添えればベストと言えるでしょう。
消化吸収率が良く、肉のように腸に負担のかかるたんぱく質は避けて魚や納豆等で補い、食物繊維やビタミンも野菜や果物に多く含まれているので腸内環境の改善にとても優れています。

しかし、こんな献立を三食続けるのは忙しい現代人にはなかなかハードルが高いのも事実です。
外食でできるだけ和定食を選ぶようにしたとしても、業務用調味料などを使っている場合は味が濃く美味しいものの、塩分が高いのは避けられません。
定食で足りない野菜を補うために小鉢を追加すれば金額も上がります。
玄米や雑穀米を扱うお店も、最近でこそ増えてきましたがそれでも多いとはいえません。
腸内環境を整えるだけの質の食事をコンビニ弁当ではまかなえませんし、自炊でお弁当を作るのも大変です。

悪玉菌が喜ぶ食べ物

悪玉菌が喜ぶ食べ物は、やはりお肉です。
欧米のような肉食中心の食事は日本人の胃腸には適合しておらず、胃では完全に消化されなかった肉類は腸で腐敗してしまい悪玉菌のエサとなります。
腐敗により発生した毒素は腸内で吸収され、血流に乗って全身に運ばれてしまうので思いもよらない部分で悪影響が出てしまいます。

肉類以外でも実は甘いものが悪玉菌を増やす手助けをしてしまうのです。
甘い食べ物に含まれる白砂糖は胃液の分泌を止めたり、腸の動きを鈍くするという胃腸にとって悪影響を及ぼします。

これによって胃で十分に消化されなかった食べ物がそのまま動きの鈍った腸に進み、だらだらと停滞する事で腐敗して更に悪玉菌を発生させるのです。
お肉と砂糖と言うと、甘辛い味付けの照り焼きや、甘酢あんかけといったご飯の進む人気メニューによくある組み合わせです。
知らず知らずのうちに悪玉菌を増やしてしまう献立を好んで食べていたことになるのです。

また、肉料理を食べた後に甘いケーキなどのデザートを食べた場合でも同じことになってしまいます。
肉料理だけでも胃腸への負担はあるというのに、白砂糖を含んだデザートまで食べてしまっては腸内環境が一気に悪化してしまいます。

できるだけ肉料理は避けて、甘いものも控えたほうが腸内環境にとっては良いでしょう。
しかし、それはダイエットのように食の楽しみを多く奪われるので、ストレスや苦痛を伴ってしまいます。

和食の一汁三菜で腸内環境を整える食事、善玉菌を増やす食事、悪玉菌が好む肉食や甘いものは避ける…これら全てを実行できれば腸内環境は大幅に改善されます。
けれどこんなストイックな生活を長年続けることは、また違うタイプのストレスとなって腸内環境を悪化させる可能性もあります。
飲酒も腸には負担をかけてしまうので控えるとなると、日常の食の楽しみは大幅に失われると言っても過言ではないでしょう。

自分自身の生活習慣を大きく変えることは苦痛となり、長くは続けられません。
ストレスなく長く腸内環境を良好に保つには、乳酸菌のサプリメントを活用するのが最も簡単で効果的といえるでしょう。

乳酸菌のサプリメントは腸まで生きたまましっかりと届き、善玉菌を活性化させます。
腸内の菌には存在最大数が決められており、善玉菌の割合が増えればそのぶんだけ悪玉菌は減少していきます。
生きた乳酸菌を摂るのにはヨーグルトも効果的ですが、約250種類ある乳酸菌の中には腸に届くまでに死滅してしまうものもあるのでよく確認してから購入することが大切です。
若い女性で朝食は美容のためにヨーグルトだけを食べるという方がいるようですが、これはヨーグルトが空の胃に直接入って胃酸によるダメージを受けてしまうので乳酸菌は腸まで届きません。
ヨーグルトを食べる時には、必ず先に胃に何か入れてから食べることをオススメします。

乳酸菌のサプリメントは、薬などと違ってあくまで食品なので食べあわせや時間と言った制約を受けることはありません。
ヨーグルトのように空腹時に食べても問題がないように、胃酸で死滅しないようにコーティングされているので寝起きに忘れないように乳酸菌サプリメントを摂るといったことも可能です。
もちろん昔ながらの和食といった食生活がベストですが中には難しい日もあると思いますし、忘年会などで暴飲暴食が続いたりすればそれだけ腸内環境は悪化します。
そんな時こそ、乳酸菌サプリメントで腸内の善玉菌を増やしておけば腸内環境を整えられるのです。

腸内環境を整える食事は知識としてはもちろん知っておきたいものですが、乳酸菌のサプリメントによって善玉菌を活性化させる方法も忙しい日々の中では心強い味方になってくれます。
腸の健康は体の健康の基礎と言われています。
上手に乳酸菌サプリメントを活用して、生き生きとした腸内環境を作っていきましょう。